dustbox

心の中を吐き捨てる場所

偽り

心が疲れてる時はよく眠れる気がする。

多分無意識に色んなことから目を背けたい、生きていたくないと考えているからだろう。

世の中の不条理に出会ってしまった時、どうするのが正解なのだろうか。
今は離れた方が楽なような、けど離れがたいような…そんな曖昧な感じ。
彼がこの心の揺れに気付くことなどきっとない。引き止めてくれることなどない。

私は自分の才能のなさを忘れる為に、一心不乱に紙を切る。たくさん紙を切っても、作り出されるのは偽物なのだけれど。
だから、自分から何かを作り出すことができる人に惹かれるんだろうね。やっぱり本物を作り出す才能は素敵で、だけどちょっと妬ましい。

彼には、いきなりいなくならないで何て言いながら、私はいなくなる準備運動をしている。
まだどうなるかは知らないけれど。

この世に神様はやっぱりいないのだ。
私の偽物の愛では届かないのだ。

こんなに苦しみを伴うならば、彼の存在など知らなければよかった。
明日、目を覚ました時、記憶喪失になっていたい。